【海外の取引所】韓国カカオトークのグループ会社が仮想通貨取引所「UPbit」を設立へ
今、韓国の仮想通貨取引所に注目が集まっています。
取扱仮想(暗号)通貨110種類!カカオトークユーザー獲得となるか?
韓国ではアルトコインの取引も活発で、EthereumとLiteCoinは取引量が世界一を記録したこともあります。そんな中、韓国で最も人気のあるメッセージアプリ「カカオトーク」ベースで、2017年10月中に新たな仮想通貨取引所「UPbit」(アップビット)を設立すると発表されました。
設立されるUPbitは110種類もの豊富なアルトコインを取扱い、カカオトークのグループ会社ということから、相当な顧客を抱えることになるのではないかと、予想されています。
運営するDunamu Inc.はカカオトークを基盤としたソーシャルトレーディングサービスであるカカオストックという証券取引アプリを運営する会社です。
仮想通貨取引所「Upbit(アップビット)」の特徴
Upbitは、AndroidとiOSの各プラットフォームからアクセスできるほか、ウェブサイトを通じてデスクトップコンピュータからアクセスできます。
カカオトークとの連携は?
カカオトークとはLINEのような韓国のスマートフォン用メッセージアプリで、世界中で2億人以上のユーザーを抱えています。スマートフォンユーザーの90%以上の人がカカオトーク(KaKaoTalk)をダウンロードしているとされており、特に若い世代ユーザー数を抱えている巨大な運営会社です。
また、株式のトレードを可能にするカカオストック(アプリ)は、メッセージアプリの「カカオトーク」と連携しており、評価数も高くユーザー数が伸びています。株価チェックやトレードを行えるアプリを運営しているのであれば、暗号通貨交換所の公開は、より需用があると期待されます。
現時点ではUPbitとカカオトークとの連携の発表はありませんが、もしかすると近い将来、カカオトークで仮想通貨決済や送金が可能になるかもしれませんね。
韓国3大取引所を超える可能性
韓国にはBithumb、Coinone、Korbitという三大取引所があります。特にBithumbは世界最大の規模を誇る取引所です。しかし、三大取引所は一部マイナーなアルトコインの取り扱いがあるものの、基本はイーサリアム、ライトコイン、リップル、DASHなど主要なアルトコインに限定されており、韓国ではビットコインよりもアルトコインの人気が高いことから、UPbitは110種類というアルトコインの豊富さで、相当な注目を集めることが予想されています。
Bittrexとの独占的パートナーシップ契約が強い
UPbitは、有名なアルトコイン取引所である米国デジタル通貨交換Bittrexとの独占的パートナーシップ契約を締結しました。UPbitが開設当初からこれほどのアルトコインを取り扱うことができるのは、この提携のためです。Bittrexは約200種類のアルトコインを扱っています。
高騰するアルトコインは出てくる?
韓国は仮想通貨取引が活発で、先日MoneroがBithumbに上場した際は高騰を演じました。ただ、今回は110種類と取り扱う仮想通貨が多すぎるため、韓国三大取引所で扱いがなく、Bittrexが取り扱う時価総額上位のNEM、OmiseGO、LISKなどのアルトコインは、高騰の可能性もないとは言えませんが、特定のアルトコインが高騰するかは微妙です。おそらく主要なアルトコインに取引が集まるのではないでしょうか。
2017年9月25日より事前登録スタート!特典も
事前登録は9月25日月曜日から始まっており、事前登録をしたユーザーは、ビットコインを含むUPbitで取引される暗号通貨のリストから1枚のコインを受け取れるキャンペーンも行っています。
UPbitの登録についてはこちらの公式HPを御覧ください。
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