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ビットコインがわかるブログ

人気の仮想通貨の銘柄を特徴・上昇率・オススメ度等徹底調査!その将来性とは

仮想通貨に興味はあるけど、何を買えばいいか分からないという方、あるいは、次にどの通貨を買おうか迷っている方も多いと思います。

2017年8月1日以降ビットコインBitcoin)が分裂してビットコインキャッシュ(仮想通貨名:BCH)が誕生したことにより、日本最大級の取引所「coincheck(コインチェック)」では、取り扱い仮想通貨が全部で13種類に増えました。

海外ではさらに取扱ってるコインの種類が多い取引所もありますが、その特徴を全て調べるのは結構大変です。そこで、今回は主要なコインの特徴をまとめて比較してみました。チャートから今後上がりそうなものを選ぶのも良いですし、各コインの特徴や仕組みを知って、期待できる仮想通貨に投資するのも良いでしょう。ぜひ自分の気になるものを見つけて購入する際の参考にしてください。

ビットコイン

ビットコインとは

▼1年間の上昇率(2016.06~2017.06)
60,000円→300,000円(400%)

※国内取扱取引所:国内ほぼ全ての取引所(coincheckbitFlyerなど)

仮想通貨界の先駆者であり王様「Bitcoin(ビットコイン)」は、最も流通している仮想通貨です。ブロックチェーンやPOW(proof of work)という仕組みに支えられています。ビッグカメラでの支払いを始め、coincheckという取引所ではDMM.comや電気料金などと提携し、ビットコインで決済ができるようになっています。このように、今後も様々な決済がビットコインで可能になることが期待されています。

ビットコインの人気の理由は、仮想通貨法案の施行、取引業者を登録制にするなど利用者保護が強化されたことが大きいでしょう。同法でプリペイドカードや商品券と同じ通貨としての「決済手段」と位置付けられ、7月からは購入時に消費税がかからなくなりました。

2017年8月1日に、ビットコインは分裂し、ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)に分かれ、その価値がどうなるかが不安の声もありましたが、2017年8月のBTCの相場は15日午後に一時、初めて1BTC=50万円台を付けました。現在(8月26日)は46万~48万円台で取引されています。今年1月時点では、10万円前後で取引されていたので、8か月で約5倍になった計算となります。

ライトコイン

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 ▼1年間の上昇率(2016.06~2017.06)
450円→5,500円(1122%)

 ※国内取扱取引所:coincheckbitbank

ビットコインに次いで、2番目にできたのがこのライトコインです。ビットコインの弟分的な存在で、基本的な仕組みはビットコインと変わりませんが、ライトコインはビットコインと違い、開発者が分かっています。開発者はマサチューセッツ工科大学修士号を取った元Google社員のチャーリー・リー氏。ビットコインが金ならライトコインは銀だというコンセプトで作られています。そのため、埋蔵量がビットコインの4倍と多くなっています。また、決済スピードがビットコインより早く2分程度で完了します。

ビットコインとの主な違いは以下の3つ

  1. 承認時間が早い
  2. 暗号化方式が違う
  3. 発行量が多い

2017年4月、ライトコインはビットコインに先駆けてセグウィットを実施するという情報を受け、その期待から価格が急騰しました。そのあとも押し目を作りながら堅調に成長しています。

イーサリアム(ETH)

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▼1年間の上昇率(2016.06~2017.06)
1,500円→40,000円(2566%)

※国内取扱取引所:coincheck・ bitFlyer ,・QUOINEXKraken BITPoint みんなのビットコイン

イーサリアムとは、「イーサリアムプロジェクト」という計画のためのアプリケーションなどのプラットフォームの総称です。そして、イーサリアムプロジェクトで使用される仮想通貨のことをETHと呼びます。

イーサリアムは、スマートコントラクトを実現しようとしています。スマートコントラクトとは売買情報と一緒に契約情報も記録管理するものです。この技術に期待が寄せられており、高い人気を誇っています。

一方で、2016年7月にハッカーによって大量のイーサリアムが不正に抜き取られるという事件が起こりました。この事件はハードフォークを実施し、不正取得された通貨を使えなくすることで一旦落ち着きました。

イーサリアムクラシック(ETC)

イーサリアムクラシックとは

▼1年間の上昇率(2016.07~2017.06)
100円→2,500円(2400%)

※国内取扱取引所:coincheck

イーサリアムから分裂して誕生したのが「Ethereum Classic(イーサリアムクラシック)」です。したがってその特徴はイーサリアムのものと変わりません。

2016年7月のイーサリアムのハッキング事件でイーサリアムが修正作業を行い、不正取得された通貨を使えなくしたことに反発し分派した通貨です。というのも、一度修正を許すと、今後も誰かの利益のために修正が行われるという危惧や、そもそも誰によっても絶対に改変されないというブロックチェーンの利点がなくなるとの懸念があったためです。

そこで、その反対派がイーサリアムクラシックを作りました。イーサリアムクラシックとイーサリアムの違いは修正作業をするか否かのため、通貨としての違いはありません。

約1年間のETC/JPYのチャートをみてもわかる通り、価格が上昇しているのは、イーサリアムクラシックがイーサリアムから分派した通貨であるため、イーサリアムが上がっている影響を受けて価格が上昇したと考えられています。このように、イーサリアム関連の通貨はイーサリアムの価格変動の影響を受けることが多いです。

リップルXRP

リップルとは

▼1年間の上昇率(2016.06~2017.06)
0.6円→32円(5233%)

※国内取扱取引所:coincheckbitbankMr.Rippleリップル東京JPY発行所

2017年に爆発的な上昇を見せたリップルは、アメリカのRipple Inc.が開発元。リップルとは金融商品の決済・送金のシステムのことです。金融商品間の取引に仲介通貨を導入して、やりとりをスムーズにすることを目的としています。そして、その決済用の通貨のことをXRPといいます。決済用の通貨であるため、ビットコインのような資産としての価値はありません。

今後金融機関でリップルのシステムの導入が進めば、XRPの価値も上昇するという期待から注目が集まっています。

ダッシュ(DASH)

ダッシュとは

▼1年間の上昇率(2016.06~2017.06)
800円→20,000円(2400%)

※国内取扱取引所:coincheck

ダッシュは2014年にスタートした仮想通貨です。スタート当初は「Darkcoin(ダークコイン)」という名前でしたが、2015年に入ってからダッシュという名前になりました。

ダッシュの特徴は高い匿名性と即時取引にあります。匿名性の高いコインに共通したことですが、「匿名性」というのは必ず、どの時代にも一定の需要が存在します。現金では難しい匿名性の部分を、ダッシュのような仮想通貨を用いることで実現させようという流れは確実に起こり始めています。匿名性コインの中で時価総額がもっとも高くなっており、期待の高さが伺えます。

その高い匿名性はDarksendという技術によるものです。仕組みとしては、コインミキシングという手法が使われています。コインミキシングを使うと、通貨の送受信が一旦管理ノードを経由して行われます。つまり、送信した後に、一旦送信中のお金を他の人の送信中のお金とごちゃ混ぜにして、その後に指定額を指定の受信者に送信します。これにより、誰が誰に送金したかということが分からなくなるという仕組みです。簡単に言えば、複数人が送金したものが一旦同じプールにまとめられ、そこからそれぞれへ送金されるという仕組みです。

即時取引については、InstantXという手法が用いられています。分散コンピュータの中からマスターノードを決定し、そのマスターノードとなったコンピュータに承認処理を1人することで承認処理の速度を向上させることができます。これにより、ビットコインの承認作業が10分かかるのに対し、DASHは4秒で完了すると言われています。こういったところから、匿名性コインの中で時価総額がもっとも高くなっており、期待の高さが伺えます。

モネロ(XMR)

モネロとは

▼1年間の上昇率(2016.06~2017.06)
150円→5,500円(3566%)

※国内取扱取引所:coincheck

モネロは送信先と送信元が追跡不可能なまでに高い匿名性が特徴です。匿名性を確保する技術として、ワンタイムリング署名という技術を使って匿名性を高めています。利用者が様々なリング署名に参加することで、送金元などの特定を困難にするという仕組みです。

ただ、匿名性が高いことで犯罪が関わる取引に使われることを懸念する向きもあります。実際に2016年9月にはAlphaBayという違法ドラッグ等の売買が行われているオンラインマーケットで採用されることがわかり、価格が急騰しました。匿名送金の需要は高いため、普及することが予想されますが、犯罪に使われることで規制される可能性もあります。

XMR/JPYのチャートを見てみますと2017年に入ってから3倍以上も成長しています。モネロは秘匿性に特徴を持った通貨ですが、他の同じように秘匿性に特徴をもつZCASHやDASHの価格変動の煽りを受けることも多いと言われています。

ジーキャッシュ(ZEC)

ジーキャッシュとは

▼半年間の上昇率(2017.01~2017.06)
5,000円→40,000円(700%)

※国内取扱取引所:coincheck

ZCASHは秘匿性に特徴を持つアルトコインの中でも、特に優れた秘匿性を持っています。モネロやダッシュが一部匿名だとするならば、Zcashは完全匿名だと言うことができるでしょう。送金者のアドレスも分からなければ受取アドレスも分からず、送られた数量すらも隠されています。それにもかかわらず、送金の正当性を証明できるのが「ゼロ知識証明」の特徴です。ゼロ知識証明という技術は、ブロックチェーン内の情報を暗号化します。

ZCASHはイーサリアムを開発したVitarikがアドバイザーとして参画するなど、仮想通貨界隈での大物たちが参画していることで非常に期待されている通貨となっています。

ZCASHは「国の通貨管理からの脱却」を実現した仮想通貨の象徴とも言える通貨なのかもしれません。匿名性が高いというのは、必要な人にとっては何が何でも手に入れたい重要な要素ですので、今後ZCASHがもっと多くの人に知られることになれば、さらなる成長に期待でできるかもしれません。

リスク(Lisk)

リスクとは

▼1年間の上昇率(2016.06~2017.06)
40円→400円(900%)

※国内取扱取引所:coincheck

「Lisk(リスク)」は2016年前半にスタートした仮想通貨です。2017年の3月にはおよそ20円という価格でしたが、6月には420円を記録しています。この短期間でおよそ20倍になりました。

Liskもイーサリアムと非常によく似た特徴を持っており、プラットフォーム上で様々なサービスを動かすことができ、スマートコントラクトという技術を用いているところまではイーサリアムと同じです。イーサリアムとの違いは、使用しているプログラミング言語と、個別アプリケーションがサイドチェーンとして動くことです。

イーサリアムは「Solidity」という独自のプログラミング言語を用いているのに対し、LiskはJavaScriptで書かれています。JavaScriptは技術者が非常に多いため、開発が容易になるという大きなメリットがあります。

また、サイドチェーンというのは、Liskのプラットフォーム内でのアプリケーションにバグがあった場合、そのアプリケーションに個別に対応できるという利点があります。というのも、以前イーサリアムのプラットフォーム内のthe DAOというアプリケーション(通貨)にバグがあった際は、イーサリアム本体にも影響がありました。リスクでは、そうした危険を避けることができます。

イーサリアムが「1つの土台の上にどんどんとプロダクトを作っていくイメージ」だとすれば、Liskの場合は「1つの土台の周りにプロダクトごとの新たな土台を作っていくイメージ」です。

イーサリアムとの差別化も図れており、将来が期待できる通貨だと言えるでしょう。

ネム(XEM)

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▼1年間の上昇率(2016.06~2017.06)
0.5円→23円(4500%)

※国内取扱取引所:coincheckZaif 

2017年に一気に暴騰し注目を浴びたのがNEM(New Economy Movement)です。

上昇率は4500%にも達しました。

NEMは、ビットコインブロックチェーン技術を改良したブロックチェーンプラットフォームです。NEMのプラットフォームで使用される通貨がXEMです。ネムの持つ「Proof of Importance」いう仕組み上では、ネムに貢献した人、つまり多くの取引をした人が報酬を得られるようになっています。多く通貨を持っているだけでは駄目で、取引をしなければなりません。多く通貨を持っている人が報酬を得るために取引をすれば、自然と富が分散されていくという仕組みです。こういった富の分散化の他にも、スーパーノードや委託ハーベスティングなど様々な画期的な仕組みや技術を採用したり、独自のトークンが発行できたり、メッセージ送信ができたりと多くの機能を持っているのが特徴です。この世界観や技術に惚れたファンは多く、比較的安定したチャートを見せている印象です。長期保有にする人も多く、今後の普及が期待できる通貨です。

オーガー(REP)

オーガーとは

▼1年間の上昇率(2016.06~2017.06)
700円→3,500円(400%)

※国内取扱取引所:coincheck

「Augur(オーガー)」も個性的で面白い特徴を持った仮想通貨です。未来予測市場のための通貨で、胴元のいない「ギャンブル」の運営を目指しています。未来予測市場とは、未来に起こるであろう出来事にお金を賭けるギャンブル市場のことです。例えば2016年には、米大統領が誰になるか、Brexitは実現するか等を対象に賭けが行われていたようです。

日本における賭博、例えば「宝くじ」や「競馬」「競輪」「競艇」などは胴元が存在し、胴元が回収する分を差し引いた分が参加者に配分されます。オーガは、そのような胴元を無くし、参加者の誰もが賭けを提供でき、ユーザー間の取引のみで公平な賭けが成立します。また、オーガーにはレポーターと呼ばれる人が多数存在し、そのレポーターが賭けの事実認定を行います。事実認定を行うことで、レポーターには報酬が支払われる仕組みになっています。こういう仕組みで、未来予測市場における公平な取引を目指しています。

オーガーは2017年に入って急成長を見せています。理由としては、オーガーの仕組みに保険会社の仕組みと似た点があるため、オーガーを保険業界に応用することで、業界のビジネスモデルを変革するのではという期待があると言われています。

ファクトム(FCT)

ファクトムとは

▼1年間の上昇率(2016.06~2017.06)
100円→3500円(3400%)

※国内取扱取引所:coincheck

ファクトムは2015年10月にスタートしました。ビットコインブロックチェーン上への大量のデータの書き込みが非効率的なのを解決するべく、ブロックチェーンのデータ量の削減を目的としています。

何のために存在しているのか分からないような仮想通貨も多い中、ファクトムは個性的な特徴を持っています。その特徴とは、「電子データの記録・管理」を目的としているところにあります。ファクトムを使うことによって、あらゆる電子データ、例えば契約書などの記録や管理を「第三者の存在を無しにして」証明することができます。

現代の社会では、契約書や個人情報など特に機密データに関して、その管理に莫大なコストをかけています。セキュリティ対策やデータの漏洩を防ぐためには第三者の協力が必要であり、そこにコストがかかってしまうのです。ファクトムが上手く生活に入り込んできたら、文書の記録・管理の形が一変するでしょう。技術的には動画や画像といったメディアファイルなど、あらゆるデータを暗号記録することが可能です。

従来のような大量のデータを中央データベースで管理することには、大きなリスクと手間があります。しかし、ファクトムを利用することによって、分散されたコンピュータによる安全かつ透明性の高いデータ管理が可能になります。こういったファクトムの個性が認められて実用化されるようになれば、評価は著しいものになるでしょう。仮想通貨による革命の一翼を担えるポテンシャルを持っている気かもしれません。

ドージコイン(DOGE)

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※国内取扱取引所:Mr.RippleBTCBOX

DOGEコインは2013年に元IBMのエンジニアであるビリー・マーカス氏がビットコインのパロディーとして開発しました。ネタとして作った仮想通貨でしたが、今では人気な仮想通貨となっています。用途としてはインターネット上でのチップのような形で利用されています。ライトコインの特徴も継承されており暗号化方式はJavaScriptを採用しています。

この「Doge」という単語の発音は海外でも議論が分かれており、「ドージ」「ドーズ」「ドッグ」「ドーグ」「ドギー」など様々な読み方をする方がいます。

ドージコイン(Dogecoin)をリリースした直後、24時間以内に流通量が300%増加するなどかなり爆発的な成長を見せた期間がありました。この時、ドージコインコミュニティはもちろんのこと、他のアルトコインのコミュニティまでもがドージコインの価値上昇に対して興奮しており、どこまでも価値が上がっていく様を「月に届くほどだ!」という例え、「to the moon」というフレーズが誕生しました。

現在のドージコインは基本的にネット上のチップのような通貨ですので、上で紹介しているような仕組みに投資される通貨のように、あまり一気に上がることは考えられませんがそれでも2017年では価格が4倍以上に上がっています。他のアルトコインの成長につられたと思われます。

モナコイン(MONA

モナコインlogo

※国内取扱取引所:ZaifFisco仮想通貨取引所

モナコインは、2013年末に2ちゃんねるでMr.Watanabeによって開発された日本産の仮想通貨です。そのプログラムはLitecoin(ライトコイン)とほぼ同じでしたが、バージョンアップを繰り返して独自の姿に変化しています。

もともと2ちゃんねる等で良い作品などへのチップとして使うことが目的であるため、換金性を持たないようにしたかったようです。しかし、現在は取引所で売買できるため換金性を帯びていると言えます。ウォレットの作成がTwitterのアカウントさえあればすぐにできるため、初心者でも取っ掛かりやすいかもしれません。

埋蔵量は1億512万枚、ビットコインの5倍程度あります。もともとがネット社会での使用を目的に作られた通貨のため、投資対象となってしまうと、その目的からは外れてしまいそうですが、堀江貴文氏がテレビ等で言及したことで注目が集まっています。

モナコインもドージコインと同じくネット上のチップですので、価格が高騰することはあまり考えられなかったのですが、2017年でなんと10倍近く高騰しています。時価総額は全体の89番目です。順位としてはかなり低いかもしれませんが、仮想通貨の種類は数えきれないほどあります。その中で89位ですから、頑張っているといえるかもしれません。日本産の仮想通貨は数が少ないですから、今後の成長に期待したいです。

おすすめの仮想通貨取引所

この記事で紹介した仮想通貨をほぼ全て扱っている取引所がcoincheckです。

取引高も高く取り扱いコインも豊富ですので色々な仮想通貨に投資してみたいという方にはおすすめの取引所です。

口座開設方法は別記事で詳しく解説しています。

 

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海外の取引所に興味のある方はこちらの記事を参考に御覧ください。

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