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より安全な保管方法マイイーサウォレットの作り方から入出金・トークンまで徹底解説!

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インチェックによるNEM巨額流出で、毎日のようにコインチェック&仮想通貨関連のニュースが駆け巡っております。仮想通貨の管理の方法について個々でも考えさせられる機会が増えたのではないでしょうか。そこで今回は、MyEtherWallet(マイイーサウォレット)をご紹介します。

トークン管理にも必須!MyEtherWallet(マイイーサウォレット)とは

「MyEtherWallet」とは、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラシック(ETC)などの暗号通貨や、ICOでよく配布されるイーサリアム上のトークン(ERC20トークン)など、多数の通貨に対応している、初心者の方でも比較的使いやすいウォレットです。

ICOによっては、この「MyEtherWallet」が必須なものもありますし、1つ作っておけば、これだけでいろいろなトークンを管理することができますので、この機会に「MyEtherWallet」を作っておきましょう。

※20182月現在の仮想通貨時価総額ランキング

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ビットコインに次いでイーサリアムリップル時価総額第2位を競っていますが、やはりスマートコントラクト技術を取り入れるなど、将来性と柔軟性の高い暗号通貨であることから、システムの秀逸さでイーサリアムの 2位の座はまだまだ不動のようです。しかし、コインチェック(coincheck)のハッキング事件などもあったため、他の暗号通貨同様、取引所に長期保管するのは得策ではありません。

その点「MyEtherWallet」は、自分だけのウォレットにログインするための秘密鍵があり、さらにオフライン上に保管することで、ハッキングなどのリスクは軽減されます(※この方法は最後にご紹介します) 

まず、MyEtherWallet(マイイーサウォレット)を作成してみましょう。

MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の登録方法と日本語表示

MyEtherWalletの登録(作り方)は非常に簡単です。日本語表示もできるので、まずは日本語表示に切り替えてから登録してみましょう。それでは実際に登録方法を説明します、まずは下記公式サイトを表示してください。

現在、マイイーサウォレットは偽物が出回っており、フィッシング詐欺なども多いので、URLは必ず「https://www.myetherwallet.com/」になっているかお確かめ下さい。

www.myetherwallet.com

マイイーサウォレットにアクセス→

    1. ドロップダウンリストで「日本語」を選択
    2. 設定したいパスワードを入力

→最低9文字以上ですが、英数記号3種類を入れて32文字以上推奨します

myetherwallet-registration2

ページ上部の「お財布の作成」をクリック→「強固なパスワードを入力」に自分で作ったパスワードを入力→「お財布の作成」をクリックすると、「Keystoreファイル」のダウンロード画面が表示されますので、「Keystoreファイル」をダウンロードします。

このファイルはウォレットにログインするときに必要になりますので、大切に保管しておいてください。

Keystone/JSONファイルのダウンロード

myetherwallet-registration3

「ダウンロード Keystoreファイル(UTC / JSON)」をクリック→「Keystoreファイル」がダウンロードされるので保管する

→「理解できました。続けます」をクリックすると、画面が切り替わって秘密鍵が表示されます。

秘密鍵の保存

myetherwallet-registration4

  1. 秘密鍵をコピーして保管
  2. 秘密鍵を印刷する場合は、「お財布情報を印刷」をクリック(推奨)
  3. 「アドレスを保存してください→」をクリック

これでウォレットの作成は完了です。なお、「お財布情報を印刷」は、後述するウォレットへのログイン後でも行うことが可能です。

秘密鍵の重要性

この秘密鍵とは、ウォレットを開くためのカギで、銀行のカードと暗証番号がワンセットになったようなものです。ログインするときに使いますので、誰にも渡さない、誰にも教えないようにしてください。この秘密鍵が他人に知られれると、ウォレットの中の通貨が盗まれることになりますので、十分注意してください。また秘密鍵を紛失すると、このウォレットが使えなくなり、保管している通貨が取り出せなくなります。したがって、パソコンのHDDのデータだけではなく、上述のように紙に印刷して保管しておくことをおすすめします。

「銀行 カード 仮想通貨」の画像検索結果

例えば銀行口座の暗証番号や、ネット上のサイトなどは、それぞれ管理者がいますので、パスワードを紛失しても再発行が可能ですが、ウォレットは自己管理ですので、秘密鍵を紛失すると復活が不可能です。
その分、ハッキングなどのリスクは軽減されますが、万一にも紛失しないように保管には十分注意してください。

MyEtherWalletの使い方(ログインと送金、入金方法)

MyEtherWalletはウォレット(財布)ですので、基本的な操作は以下の3点です。

  • ウォレットにログイン
  • 入金アドレスや残高の表示
  • ウォレットからの送金

それでは順に説明していきます。

まずウォレットにログインするためには、MyEtherWalletの公式サイトを表示し「お財布情報を見る」を選択します。

ウォレットにログイン

myetherwallet-registration5

「お財布情報を見る」をクリックすると、ウォレットへのログイン方法が表示されます。

先ほど作成したウォレットにログインする方法は、「Keystoreファイル」「秘密鍵」の2つの方法があります。

どちらでログインしても同じですので、都合のよいほうを選んでください。

Keystoreファイルでログインする方法

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  1. 「Keystoreファイル(UTC / JSON)」をクリック
  2. 「お財布ファイルを選択」をクリックして、保存しておいたKeystoreファイルを選択
  3. ウォレット作成時に設定したパスワードを入力
  4. 「アンロック」をクリック
秘密鍵でログインする方法

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  1. 秘密鍵」をクリック
  2. 保存しておいた秘密鍵を入力
  3. 「アンロック」をクリック

入金アドレスや残高の表示

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ウォレットのアドレスは画面中央部の2カ所に表示されています。入金する場合は、このアドレスをコピーして送金元に入力してください。このアドレスは、このMyEtherWalletが対応している全通貨で共通です。つまり、イーサリアムクラシックや、他の対応しているトークンなども同じアドレスで入金できます。

保有残高は、画面右側中央に表示されています。画面右下の「Show Tokens」をクリックすると、このウォレットが対応している全トークンと保有残高が表示されます。ICOで配布されるトークンなど、カスタムのトークンを追加する場合は、「カスタムトークンを追加」をクリックし、ICO運営側から指定されたアドレス、トークンシンボル、ケタ数などを入力してください。

ウォレットからの送金

ウォレットからコインやトークンを送金する場合は、画面上部の「Ether/トークンの送出」をクリックしてください。先ほどと同じようにログインが必要ですので、「Keyファイル(UTC/JSON)」か「秘密鍵」のどちらかでログインしてください。

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  1. 「宛先アドレス」に送金先のイーサリアムアドレスを入力
  2. 「送出数量」に送金する通貨の数量を入力
  3. 送金する通貨を選択
  4. トランザクションを生成」をクリック

「ガスリミット」は、送金手数料のことで、大きな数量を入力したほうが送金スピードは早くなりますが、通常は21000のままで大丈夫です。ICOへの送金時など、ガスリミットが指定されている場合は、それに従って変更してください。またデータの追加が必要な場合は、「Advanced: ガスあるいはデータを追加してください」をクリックして、ICO運営側からの指示に従ってデータの追加を行ってください。

「トランザクショを生成」をクリックすると、「トランザクションの送出」が表示されますので、再度クリックします。最後にもう一度警告メッセージが表示されますので「はい、確かです。処理を実行します」をクリックします。

これで、送金処理は完了です。

宛先アドレスを間違えると、コインが消失しますので十分注意してください。宛先アドレスが桁の過不足や無効な数値であれば、入力欄右側のカラフルな丸いアイコンが白く表示されますので、ある程度はアドレス入力間違いを見分けることができます。

なお、トークンを送金する場合は、手数料をイーサリアムで支払いますので、最低でも0.01ETHがウォレットに残っている必要があります。

より安全なMyEtherWallet利用方法とは※推奨

最後に、より安全な保管方法をご紹介しておきたいと思います。コインチェックNEM巨額流出事件から、我々は「ホットウォレット」というオンライン上の保管方法だと、常にハッキングの恐れがあるということを学びました。

ここで紹介したMyEtherWalletもオンライン上のウォレットになります。しかし、MyEtherWalletには、オンラインでウォレットを作成し、秘密鍵を保管するような方法ではなく、より安全な「ローカル環境」でのMyEtherWalletの利用方法があります。

※オンラインでウォレットを作成する方法とは異なり、多少パソコンや仮想通貨自体の知識が必要になります

ローカルにMyEtherWalletをダウンロードする

https://www.myetherwallet.com/」にアクセスしTOP画面の右下に行くとMyEtherWalletのGithubに飛べる箇所があります。GithubとはこのMyEtherWalletのソースコード(元となるプログラム)が閲覧できる共有場所のようなものです。

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ここの赤い枠内のリンクをクリックします。

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「Clone or download」を選択し「Download ZIP」を選択します。これでMyEtherWalletのファイルを自分のパソコンのローカルにダウンロードする事ができます。

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最新バージョンをダウンロードしましょう。最新バージョンかどうかはトップページの赤矢印部分を確認する事で分かります。

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ダウンロードするとこのようなフォルダが出来ます。このZipファイルをウイルスに感染にていないオフラインのパソコンに保存します。

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これでMyEtherWalletが自身のオフラインパソコンのローカルで操作する事ができるようになりました。

 オフラインのパソコンでZipファイルを全て展開し、「dist」というフォルダの中にある「index.html」をブラウザで開きます。この時、開くブラウザはGoogle Chromeが推奨されています。

ここでウォレットを作成する事ができます。ネットワークに接続されていないので送金をオンラインでする事はできませんがオフラインで操作しているので物理的に秘密鍵を見られなければウォレットを盗まれる事はありません。

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更にここで作成したウォレットのKeystoreファイルをオフラインパソコンのローカルに保存しておけばハッキングリスクの無い環境でウォレットファイルを保管しておくことが可能です。 

このようにMyEtherWalletをローカルにダウンロードして利用する事で通常のMyEtherWallet利用よりも安全にイーサリアムやその他トークンを保管する事が可能になります。 

ただし、ダウンロードしたMyEtherWalletは最新アップロードには対応しませんのでその時の最新をダウンロードして利用するようにしましょう。

 

【関連記事】


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【特集1コインチェックNEM巨額流出】仮想通貨、重大なリスク露呈…被害者団体・被害対策弁護団も結成

2018年1月26日3時、とんでもないニュースが飛び込んできました。仮想通貨取引所である「コインチェック(Coincheck)」から、仮想通貨である「NEMネム)」が不正に社外に流出したことが判明し、不正に持ち出されたNEM時価総額は、なんと580億円と、恐ろしいほど桁違いの金額に。同日午後、全ての仮想通貨と日本円の出金を停止となり利用者は資産を引き出せなくなりました。

以降、連日コインチェックに関する様々な報道や噂が飛び交って、仮想通貨全体に対する不安の声が高まっています。また、今回の事件で大きな資産を失った、資産はあるが引き出せない状態にある、といった被害にあった方もいらっしゃると思います。仮想通貨を2017年から約1年間追い続けてきた当ブログでも、深刻な事態と受け止め、今回はコインチェック流出について

  • 何故このような事件が起こったのか
  • インチェックの対応・保証はどうなっているのか
  • 個人で出来る資産流失を防ぐ方法

などを詳しく掘り下げて特集していきたいと思います。

【特集1】仮想通貨、重大なリスク露呈…被害者団体・被害対策弁護団も結成

まずは、今回の巨額流失事件がどのように起こったのか振り返ってみましょう。

 ニュース概要

2018年1月26日午前3時頃、仮想通貨取引所である「コインチェック(Coincheck)」から、仮想通貨である「NEMネム)」が不正に社外に流出したことが判明し、不正に持ち出されたNEM時価総額は、580億円程度とみられる。この事態を受けて、多くのNEM投資家が、コインチェックの入るビルに押し掛けた様子がメディアで報じられました。

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インチェックがなぜ不正なアクセスを防ぐことができなかったのか、また今後、コインチェックが投資家の損失をどう補てんしていくか不透明な要素も多い中、現時点でのコインチェックの対応について問題点を挙げていきます。

ホットウォレット管理とマルチシグ使ってなかった

インチェック社は計約460億円分は顧客に返金すると発表しましたが、財務情報を公開しておらず、資金が本当にあるかは不明。そこで2月2日、金融庁インチェック(東京)に立ち入り検査に入り、検査官を常駐させる監視態勢に入りました。

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ハッカーに狙われたのは、資産管理の安全性が低かったからで、これはコインチェック側の責任が重大です。本来は取引所は侵入を防ぐため、インターネットから分離した「コールドウォレット」に保管するのですが、「開発余力がなかった」としてネットに繋いだ「ホットウォレット」に保管していました。これが流出の最大の原因と言われますが、他にも「マルチシグネチャ(マルチシグ)」を導入していなかったことも明らかとなりました。

マルチシングとは、国際的にも仮想通貨取引の基本的なセキュリティー技術と認識・推奨されており、金庫に複数のカギをかけるように、複数のパスワード(署名)を複数のコンピューターで保管し、ハッキングなどを防ぐ技術です。

世界の仮想通貨取引の4割を占めるのが日本だと言われていて、(コインチェックは)そのなかでも最大級の取引所です、目立って狙われやすいところにはあったと思いますが、だからこそこういった管理の不備はあってはならないのではないでしょうか。

暴落後レートで日本円(課税対象)返却?

銀行預金では少なくとも一千万円まで弁済される預金保険制度がありますが、事件までは、インチェックの不正ログインに対する補償サービスは100万円までとされていました。しかし、コインチェック側は今回、約26万人のNEM保有者全員に、日本円で返金すると決めたようです。

一見素晴らしい対応に見えますが、いくつか問題点があります。まず、今回の事件によってNEMの大幅な値下がりが起きており、補償金額も暴落後の約460億円で返却になりますよね。丸々返却されても損失が伴うわけです。しかも、円返済となると、利益確定扱いで課税対象になります。予定外の大幅な税金が発生する場合も・・・。

そして一番の疑問はやはり、「これほどの多額のお金を本当に払えるのか?」という点です。

 金融庁はコインチェックに対して資金決済法に基づく業務改善命令を出しており、「支払い能力を確認できる説明がない」と不安視する声もあがっています。これについては前述の通り、2月2日に立ち入り検査が行われ、検査官を常駐させる監視態勢に入っていますので、結果は近いうちに報道されると思います。

 

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▶【特集2コインチェックNEM巨額流出】460億円全額返金は本当に出来るのか?

【特集3コインチェックNEM巨額流出】個人でも出来る最も安全な仮想通貨の保管方法 

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【特集2コインチェック巨額流出】460億円全額返金は本当に出来るのか?

◀【特集1コインチェックNEM巨額流出】仮想通貨、重大なリスク露呈…被害者団体・被害対策弁護団も結成

前回の特集1を踏まえ、インチェックの資産調べてみたところ、1月上旬に放送されたテレビ番組内で、インチェックの取引量は月間4兆円と明かされていました。

 『JPBITCOIN.COM』というサイトによると、2017年12月のコインチェックの取引量はビットコイン現物だけで3兆1802億円ありました。差金決済も含めれば取引量1位はビットフライヤーですが、現物取引ではコインチェックが業界トップクラスです。

 大雑把な計算しかできませんが、仮にならして手数料(スプレッド)1%だったとしても、月間300億円の手数料収入があることになります。同じく12月のアルトコインの取引量は約1兆円でした。アルトコインの手数料(スプレッド)は4%程度あります。そのため、アルトコインの手数料収入だけでも400億円ほどあると考えられるのです。

 あくまでも推測ですが、すべての仮想通貨取引を合わせれば、多いと1か月1000億円ほどの手数料収入があったことを考えると、全額返金は不可能ではないと思われます。

被害者は26万人・被害者団体の結成も

取引所大手コインチェック(東京)で仮想通貨が流出した問題で、顧客らが早期の返金や出金を求める「被害者団体」の結成を進めていることのこと。2月3日に都内で団体設立に向けた会議を開きました。今回の問題で、利用者が集団でコインチェックに交渉を求める動きは初めてで、被害に遭ったのは約26万人ですが、資金を引き出せなくなった顧客を含めると対象は全国で数十万人以上いるとみられ、規模が広がる可能性があります。コインチェックに預けたまま引き出せなくなっている利用者の資産や流出した仮想通貨「NEM(ネム)」の返却、返金に向け、顧客同士での情報交換や、コインチェックとの交渉方針などを話し合ったということです。

不正ネムの送金行為には、追跡状況の確認や捜査の攪乱(かくらん)、市場混乱による将来的な換金の容易化などを狙った疑いもらい、ネム財団への取材や送金データなどによると、1日未明に犯人のものとみられる口座から、米取引所「ポロニエックス」に約8万1千円相当のネムが送られたほか、別の海外取引所「クリプトピア」にも送金が行われました。この口座からは同日までに、20以上の口座への送金が確認されています。

 「コインチェック被害対策弁護団」も結成

サイバーセキュリティーの専門家で、取引所「マウントゴックス」のビットコイン巨額消失事件で被害調査にも携わった杉浦隆幸氏は「今後も拡散が続けば、犯人の追跡はより困難になる。“市場汚染”を防ぐためにも、コインチェック社は不正ネムを受け取った人からの返還を受け付ける口座を設けるなどの対策を取るべきだ」と指摘しました。

 また、警視庁サイバー犯罪対策課が、コインチェック社から通信記録の提出を受けたことも1日、捜査関係者への取材で分かりました。

 一方、コインチェック社からの早期返金や出金の実現に向け、被害に遭った顧客らは被害者団体設立に向けた会議を3日に東京都内で開く予定で、準備会がツイッター上で参加を呼びかけています。

 「コインチェック被害対策弁護団」も結成され、1日、同社に早期返金などを求める1次訴訟を2月中旬に起こすと発表した。

問い合わせは弁護団事務局(電)03・6380・0667か、電子メール(ccbengo@gmail.com)で。

今後どうなる?コインチェックの取引所再開はいつ?

今回のコインチェック事件については、まだ再開の見通しが立っていない部分もあり、少なくとも投資家流出は避けられないでしょう。

 しかし、コインチェックとしての対応は、当日記者会見で謝罪と翌日に返済保証についてしめした事には評価できる部分もあります。また、コインチェックはあくまで事業継続することを大前提として全額保証していくとしています。

 国内外問わず使いやすさはやっぱ1番ですので、今回のケースを一企業の稚拙な経営管理に起因する問題として片づけるのではなく、新しい取り組みを促進するきっかけとしていくことを期待します。

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▶ 【特集3コインチェック巨額流出】個人でも出来る最も安全な仮想通貨の保管方法 

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◀【特集1コインチェックNEM巨額流出】仮想通貨、重大なリスク露呈…被害者団体・被害対策弁護団も結成

 

 

 

 

 

 

 

 【特集3コインチェックNEM巨額流出】個人でも出来る最も安全な仮想通貨の保管方法とは

インチェック巨額流出事件から「そのまま取引所に置いておいて大丈夫なのか?」という不安を抱えている方も多いと思います。

◀【特集1コインチェックNEM巨額流出】仮想通貨、重大なリスク露呈…被害者団体・被害対策弁護団も結成
◀【特集2コインチェック巨額流出】460億円全額返金は本当に出来るのか?

そこで、今回の特集3では、個人で出来る安全な保管方法を考えていきたいと思います。

【目次】

インチェックのセキュリティ不備から学ぶ事

今回のコインチェックNEM巨額流出は、NEMだけホットウォレットのオンライン上で管理していたことでハッキングが起こりました。つまり、コールドウォレット(ハードウォレット)に保管していれば、よほどのことが無い限り安全と言えるでしょう。

ホットウォレットとコールドウォレットの違い

仮想通貨(暗号通貨)を保存する「ウォレット」には色々な種類がありますが、「ホットウォレット」と「コールドウォレット」に分類することができます。

「ホットウォレット」とは、簡単に言うと利用者がインターネットに接続された端末で利用しているウォレットのことを「ホットウォレット」と呼び、「コールドウォレット」とは、普段インターネットから切り離された端末で利用しているウォレットを「コールドウォレット」と呼んでいます。

コールドウォレットには、紙で保管する「ペーパーウォレット」と、仮想通貨をデータで取り扱い、専用のUSBメモリ等で保管する「ハードウェアウォレット」があります。

ハードウォレットは、その名の通りハードウェアに暗号通貨を保管するため、Webウォレットやクライアントウォレットより安全なウォレットです。取引所を選ぶ際にも、コールドウォレットに保管しているかチェックが必要ですが、個人でもコールドウォレットを利用することが出来ます。保管している金額が大きくなればなるほど、自分で管理しておいたほうが安心かもしれません。

ペーパーウォレットの使い方

ペーパーウォレットとはその名の通り紙に仮想通貨を保管する方法で、ビットコインアドレス」と「秘密鍵」を紙に印刷して保管をするウォレットです。

ビットコインアドレスはビットコインを保管しておく為の「口座」のような役割をします。秘密鍵はそれを取り出す際の「暗証番号」のようなものです。この保管方法は現在最も安全な保管方法と呼ばれています。

ペーパーウォレットから仮想通貨を引き出すには、ペーパーウォレットからのインポートに対応したウォレットを使用します。媒体が紙なのでインターネットによるハッキングは有り得ません。

 

作成はこちらのサイトを御覧ください。サイト内の「ペーパーウォレット」ボタンを押せば作成はすぐに完了します

bitaddress.org

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ペーパーウォレットのデメリットの一つは「インクや紙の劣化」です。印刷されたビットコインアドレスや秘密鍵が見えなくなると取り出すことができなくなります。

同様にオフラインでビットコインを保管できるハードウェア型のウォレット(ハードウォレット)はそのような劣化の心配はありません。

ハードウォレットを個人で利用する方法

ハードウェアウォレットとは仮想通貨を専用のUSBメモリ等のハードウェアに保管する方法です。ハードウェアウォレットでは保管専用のUSBメモリを購入し、そのUSBメモリに仮想通貨をデータとして保存します。

アルトコインに対応してるものもあり、このように普通にショップで販売されています。

ビットコインウォレットTREZOR(トレザー) (ホワイト)

ビットコインウォレットTREZOR(トレザー) (ホワイト)

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ハードウェアウォレットを使って仮想通貨の引き出しや保管をする際にはPCを利用します。その為、非常に手軽に安全性を保ったまま仮想通貨の取引が可能になります。

今回のコインチェックNEM巨額流失事件では、コールドウォレットに保管していなかったのが一番の理由ですが、二段階認証を設定していてもハッキングの被害がありました。被害にあった方には全額返済するとはいうものの、それでも現時点でまだ全通貨の取引はストップしています。このような状態にあっても、影響を受ける事はありません。ハードウォレットであれば取引をする際のみ取引所に仮想通貨を移動させればOKです。

まとめ

「これ盗難されたらきついな……」と思うレベルの資産がある人は、取引所が破綻したハッキングの被害に合わないためにも、このようなハードウォレットを活用して是非、個人レベルでも出来る資産保管方法を活用していきましょう。

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世界最大の取引所BINANCE(バイナンス)取引所の登録方法をどこよりもわかりやすく解説!

2018年1月現在、取引高世界1位となったBINANCE取引所(バイナンス)の

登録方法と使い方を解説します。

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BINANCE(バイナンス)とは

BINANCE(バイナンス)は2017年開始の取引所で、急速に上場銘柄を増やし、

2018年1月現在では140種類近いコインを売買できます。

海外の取引所ですが日本語にも対応しており、迷わず使うことができます。

ICO直後の銘柄等も上場しており、日本人ユーザー間でも非常に人気が出ています。

主な特徴

  1. 取り扱い銘柄は140銘柄以上(2018年1月現在)

  2. 取引所発行のBNBという通貨がある

  3. 新規上場銘柄を投票で決める

取引所独自のトークンであるBNBによって取引の手数料を支払う事で、手数料が50%

オフになるシステムも非常に便利です。

通常0.1%の手数料が半額の0.05%になります。Bittrexが0.25%なので、BNBを使えば

手数料質5分の1になります。BINANCEで取り扱っているコインは他よりこちらで

取引した方がお得になります。BNBは、BTCとETHのペアでトレードできます。

尚現在1日の登録人数が制限されていますので、登録はお早めに。登録できない場合、また翌日試してみてください。

BINANCE(バイナンス)の登録方法

こちらから公式サイトにアクセスします。

BINANCE(バイナンス)公式サイト

f:id:btcinfo:20180127124743p:plain

 スマホの場合はこちらのQRコードでもアクセス出来ます。

f:id:btcinfo:20180127112231p:plain

サイトにアクセスしたら、右上の①Google翻訳から②の日本語を選択し

③の登録をクリックしましょう。

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 スマホの場合

バイナンス 登録

次に国内取引所と同じように、メールアドレスとパスワードを入力してから

登録ボタンをクリックします。

バイナンス 登録登録ボタンを押すとこのような画面が出てきますので

f:id:btcinfo:20180127110611j:plain

矢印の方向にスライドさせ、上の画像のパズルをはめ込んで一致させて下さい。

f:id:btcinfo:20180127110720p:plain

画像が一致しますと、このような画面が表示されメールが届きます。

f:id:btcinfo:20180127110916j:plain

赤枠のボタンをクリックして下の画像のように表示されたら登録完了です。

f:id:btcinfo:20180127110953p:plain

現在取引のために本人確認は必要ないのでこれですぐ取引できるようになります。

(今後、本人確認が必要になる可能性もあります)

ログインの際には正しいURLにアクセスしているかチェックし、先程登録した

メールアドレスとパスワードを入力し、ログインボタンを押して下さい。

f:id:btcinfo:20180127111914p:plain

ログインしたら、セキュリティに関する同意ボタンがありますので

全てにチェックを入れて右下のオレンジの「理解します」を押します。

f:id:btcinfo:20180127112651p:plain

2段階認証の設定

安全のために必ず2段階認証の設定をしましょう。

f:id:btcinfo:20180127112818p:plain

初回ログインの際にもこのような画面が出てきますが、画面右上の人のアイコンから

アカウントを選択でも、設定出来ます。

不正ログインを防ぐためにも是非、安全性のより高い2段階認証を設定しましょう。

入金、出金方法と取引方法

バイナンス 入出金入出金は、右上の『資産』タブから。『預金』で入金アドレスを表示『お引き出し』で出金手続きができます。

まずは国内取引所で購入した仮想通貨を入金しましょう。

 

入金はBTCもしくはETHのペアで取引できるので、どちらかの通貨がおすすめです。

他の通貨、例えばXRPなどでも、XRP→BTCとすれば他のアルトコインでも取引は

することができます。取引は左上の『取引センター』から。ベーシックとアドバンスの2種類があり、『ベーシック』の取引画面はこちら。銘柄選択は右上からできます。

バイナンス 使い方真ん中の四角で囲った部分から手数料をBNBで払う設定ができ、そうすることで

手数料を半額にすることができますので、登録してBTCもしくはETHを入金したら

まずは手数料分のBNBを少額買うことをおすすめします。

こちらは『アドバンス』の画面。トレード画面ぽくなっていますので、こちらの方が

見やすい方も多いかもしれません。

バイナンス 使い方

いろいろなインジケーターを表示できます。取引は

指値注文』『成行注文』『逆指値注文』が使えます。

またBINANCE(バイナンス)は、パーセンテージを指定できる取引方法が便利です。

バイナンス 使い方

ここで持っている分の25%、50%、75%、100%を

数量欄に反映させることができ、例えば50%を選べば手持ちの半分を注文することが

できるので半分利確したいときなどに便利です。

BINANCE(バイナンス)のスマホアプリ

BINANCE(バイナンス)は海外取引所では珍しく、スマホアプリがあります。

バイナンス アプリ

非常に見やすく指紋・パターン認証にも対応しているため、セキュリティ面でも安心。

バイナンス アプリ

ただし、iPhoneiOSアプリについては現在BETA版がダウンロードできますが

「信頼されていないエンタープライズ開発元」ということで

アプリ自体が開けないことがあります。また、スマホ版はアプリ、ブラウザ、双方とも

日本語にならないので英語がわからない場合はパソコンからの取引をお勧めします。

出金制限の解除方法

BINANCE(バイナンス)は登録した時点だと、1日2BTC分までしか出金できないように

なっています。これで十分なら良いのですが、不十分なら住所やパスポート等の

本人確認書類を登録をすることで1日100BTCまで上げることができます。

バイナンス 出金制限

手元にパスポートを準備して、まずは『身分認証完成』というリンクを

クリックします。本人確認に使える身分証明書は以下3つになります。

1、パスポート
2、運転免許証
3、国民IDカード

身分証明書は基本的にパスポートを推奨します。

バイナンス 出金制限

タイプは『ほかの国と地域』を選択。必要情報を入力して行きます。

すべて日本語になっているので分かりやすいです。

次は写真の添付です。

バイナンス 出金制限

身分証明書の表紙と顔写真が写っているページをそれぞれアップロードします。

バイナンス 出金制限

3枚目は例のように、顔と身分証明書の顔写真ページと「Binance 今日の日付」が

書かれたメモを1枚の写真に写してアップロードします。最後に確認をクリックすれば

完了です。少し時間がかかる場合もありますが気長に待ちましょう。

さらにお問い合わせをすれば上限を1日100BTC以上に上げれるようになります。

必要な方は取引所に直接問い合わせてみてください。

注意点

海外の取引所はすべてビットコインで行われますので、日本円換算で常に資産を

計算している人は、気を付けてください。

BINANCE(バイナンス)に限らず、海外取引所では問い合わせサポートが日本語ではないなどのデメリットもあります。メリット・デメリットを正しく理解した上で、

上手に海外取引所を活用して下さい。

 

 

OKWAVEが仮想通貨のICOコンサル事業OKfinc設立

2017年10月24日、Q&Aサイト オウケイウェイヴ(OKWAVE)が、
「仮想通貨取引事業/ICO関連事業」に参入すると発表しました。

特にICO関連事業に力をいれていく模様です。

okwave.jp

今回は、オウケイウェイヴが仮想通貨市場に参入する背景と、
新会社OKfincの事業概要についてまとめていきます。

OKWAVEとは?

何かを調べていると、OKWAVEのページに飛ぶことも多いと思います。OKWAVEとは、疑問を抱える利用者が、掲示板に質問を投稿し、知恵者が回答するという仕組みを提供するサイトで、Q&Aサイトといえば日本では他にもYahoo!知恵袋、教えて!gooなどが有名です。

OKfinc LTD.をマレーシアで設立

その有名Q&AサイトのOKWAVEが、仮想通貨関連事業を行う海外子会社OKfinc LTD.を設立しました。

会社概要

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兼元 謙任 CEO

オウケイウェイブ兼元謙任CEO
※出典:OKWAVE

●1966年7月22日/愛知県名古屋市出身
●実業家
●2000年OKWAVE公開
楽天マイクロソフトと業務・資本提携
ICO協議会/委員

OKfinc LTD.では、国内外の中小企業・ベンチャー企業をターゲットとし、ICO関連のコンサルテーションを実施します。

OKWAVEICOコンサル事業に乗り出した背景

オーケーフィンクがマレーシアに設立現在、ICOは世界に約400以上の市場があり、約3,000以上のトークンが発行されています。今後ICOの普及・拡大がすすむことにより、ICOに関する不正取引や詐欺行為を未然に防いだり、ICOに参加や実施のための難解な技術をサポートし、正しい知識を普及させることを目的としています。

ちなみにオウケイウェイヴは、2017年10月6日、「Token News HK Limited(香港)」とも、ICO普及に関する業務提携を締結しています。

 

 OKfinc LTD.今後の動向

プレスから察すると、ICOプラットフォームCOMSAを例に出していることから、主軸はICOに向けられています。

  • ICO実施企業向けの法律・会計等の情報提供
  • ICOに必要なシステムを提供する企業の紹介
  • ICO NEWSで独自にICO分析と考察レポート提供

兼元CEOはICO評議会の委員をつとめている事から、ICOプラットフォームCOMSAの実情等も把握されており、その経験も踏まえ、かなり専門性の高いサービスが新会社で提供されると見ています。ICOのシステム提供会社はおのずとテックビューロ案件になりそうです。

香港のToken News HK Limited社との提携で、すでに「OKWAVE ICO NEWS」も開設しています。

オウケイウェイブICOニュース

※詳細はOKWAVE公式発表をご確認ください。

www.okwave.co.jp

まとめ

ICO普及のNEWSで言えば、SBI関連のモーニングスタがICOの格付けを行う等、
投資家目線では多方面から「ICOへの投資判断材料」が提供され始めています。

仮想通貨のみならず、ICOに関する詐欺行為などが頻発する中で、こういった大手の情報提供があるのは心強いですね。ただ、「投資は自己責任」という言葉があるように、
まずは自身で調べ、知識をつけ、最終的な判断をおこなって行くことが大切です。

当ブログでも、またICO関連の情報には注目していきますので、情報が入りましたらまた掲載します。

【関連記事】

www.btcinfo.site

 

 

LINE、仮想通貨決済導入を検討、Facebook・Telegramも仮想通貨採用となるか

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LINE Payに仮想通貨決済導入を検討

 メッセンジャーアプリのLINE【3938】が決済サービス「LINE Pay」の仮想通貨導入を検討中ということがわかり話題になっています。

 国内外の仮想通貨取引業者と具体的な連携に向けて協議を進めているということで、LINEは協議先の企業を明らかにしていませんが、一部メディアの報道によると、韓国の仮想通貨取引所「Upbit」と提携を行うとの見方もあるようです。

LINE Payの需要拡大に繋がるか

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LINE PAYはLINEの友だち同士でお金を送ったり、ネットショッピングや対応サービスの決済に使ったりできるモバイル送金・決済サービスです。

LINE PAYの主な機能

  1. LINE Payにお金を入れる「チャージ機能」
  2. LINEの友だちにお金を払う「送金機能」
  3. LINEの友だちに支払いを要請する「支払い依頼・割り勘機能」
  4. LINE Pay導入加盟店や提携サービスで決済を行う「決済機能」
  5. LINE Payに貯まったお金を引き出す「出金機能」

個人間送金の手数料が無料で、実店舗でも使える「LINE Payカード」も登場したことで活用の幅が広がり、「LINEポイント」も貯めやすくなるなど、注目を集めています。ビットコインはおそらくこのLINE Payの「チャージ機能」に利用できるようになるのではと予測されます。

提携先と噂のUpbitとは

Upbitは2017年10月に開設された、韓国で最も人気のあるメッセージアプリ「カカオトーク」ベースの取引所で、韓国国内で急速にシェアを拡大しています。アメリカ拠点の大手仮想通貨取引所Bittrex社との提携により120を超えるコインを取り扱っているのが特徴で、昨年12月には韓国最大の取引量を誇る仮想通貨取引所Bithumbの取引量を上回ったとも言われています。

※詳しくは当ブログの過去記事を御覧ください。

【関連記事】

【海外の取引所】韓国カカオトークのグループ会社が仮想通貨取引所「UPbit」を設立へ

LINE・カカオトークと有名メッセンジャーアプリに続き、大手SNSを手掛ける企業も仮想通貨に関心を向け始めているようです。

フェイスブック、仮想通貨の活用方法を探りたいザッカーバーグ

2018年の初めにFacebook最高経営責任者(CEO)マーク・ザッカバーグ氏は、自身の投稿で「仮想通貨を同社のサービスでどのように活用していくかを探る」と、今後仮想通貨とブロックチェーン技術がFacebookで採用される可能性に言及しました。「Facebook」の画像検索結果

同CEOは、ここ2年ほどフェイスブックが直面しているヘイトスピーチや偽情報の拡散といった継続的な問題を是正するため2018年にどのように取り組んでいくかを説明。その上で「中央集権システムからパワーを奪い、人々の手に取り戻す暗号化と仮想通貨という重要なカウンタートレンドがある」と指摘し、「テクノロジーのプラスとマイナスの側面、それにわれわれのサービスでの最善の活用方法を調べることに関心を抱いている」とコメントしました。

Telegramも過去最大級ICOを計画中

LINEやカカオトークなどのようなチャットアプリの1つで、急速に世界中に広まっている「Telegram(テレグラム)」も、ICOInitial Coin Offering、イニシャルコインオファリング)を計画中です。

「テレグラム」の画像検索結果f:id:btcinfo:20180122102035p:plain

テレグラムユーザーは世界で2億人以上いるとされていて、各仮想通貨が公式テレグラムを設けていることも多く、仮想通貨を利用する上で公式の情報を得るのにも有力なツールとなっています。

テレグラムのICOについては、テレグラムが構築するプラットフォームは「Telegram Open Network」の頭文字からTONと呼ばれ、その中でGRAM(グラム)と呼ばれる仮想通貨を作ります。グラム(GRAM)は約1.2ドルで販売される予定です。

ICO全体の規模は40~50億ドルくらいになるとも言われており、おそらく過去最大級と見られています。しかしまだ公式の声明ではなく、2018年3月くらいから順次発売されていくようですので、テレグラムから公式な発表があればまた当ブログでも詳しくお知らせしたいと思います。

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