GMO系Z.comコインでビットコイン取引がスタート!サービス内容と評価まとめ
GMOインターネット株式会社のZ.comコインbyGMOを徹底検証
GMOインターネットグループのGMO-Z.comが仮想通貨ビットコインの購入や売買ができる取引所Z.comコインbyGMOを2017年5月24日から提供開始しました。
このような専用サイトが設けられ、登録するとビットコインの取引用口座を開設できるようになります。
GMOってどんな会社?
Z.comコインの親会社「GMOインターネット株式会社」というと、名前は聞き慣れない方もいるかもしれませんが
・お名前.com
・Value Domain
・ロケットネット
・ロリポップ!
など、GMOが運営するサービスを並べると、ピンとくるかもしれません。
GMOは「すべての人にインターネット」を掲げ、技術開発力を強みに、サービスの自社開発にこだわっており、特にドメインやクラウド・ホステイング、セキュリティ(電子証明書)などのITインフラ事業においては、日本国内シェアNo.1のサービスを数多く有している、大手の東証1部上場企業です。
Z.comコインとは?
Z.comは、GMOインターネット株式会社の主要グループ会社で、2016年10月11日に「GMO Wallet株式会社」として設立されました。
GMOは昨年、GMO Walletを準備会社として、仮想通貨の交換および取引事業に参入することを正式に決定し、GMOインターネットグループのインターネット証券事業やセキュリティ事業で培ってきたノウハウを活かし、安心かつ確実な仮想通貨の取引環境を提供していくと発表し、先月5月より「Z.comコイン」がスタートしました。
Z.comコインでは何が出来るの?
主力サービスは「仮想通貨売買」と「仮想通貨FX」で、現時点ではビットコインのみを取り扱っています。
「仮想通貨売買」
取引所と販売所は厳密には違います。取引所ではユーザー同士が注文を出し合いまが、販売所では会社との取引になります。現在の『Z.comコイン』ではGMO-Z.comコイン株式会社から仮想通貨を買ったり、仮想通貨をGMO-Z.comコイン株式会社に売ったりすることが可能です。
「仮想通貨FX」
仮想通貨FXは、数十円の証拠金から取引が開始できる、ビットコインの店頭証拠金取引サービスです。
FX(店頭外国為替証拠金取引)と同じように、状況に合わせてレバレッジを効かせた取引が可能で、GMOでは「GMOクリック証券」というFX取引でナンバーワンのシェアを誇っていますので、仮想通貨とも親和性が高いことからZ.comコインの仮想通貨FXは注目度の高い新規参入となっています。
チャートも充実しており、12種類の時間足、4種類の移動平均線、RSI、MACDなどのテクニカル指標を表示できます。また、仮想通貨FX専用のアプリ「ビットレ君」でも取引可能で、iOS(iPad・iPhone)とAndroidに対応しています。
Z.comコインのメリット・評価
・24時間・365日、土日祝日でも取引が可能
・最低0.001BTCから発注可能、少額から取引できます
・仮想通貨取引所では珍しく、出金手数料無料
・相場急変時はロスカットのみ!「追証」に追われることはありません
・注文価格は「Bid/Ask」の2way表示で分かりやすく透明性が高くなっています。
・新規注文(買建・売建)、決済注文、およびロスカットはすべて無料
※レバレッジ取引の場合は、建玉ごとに0.03%/日の手数料が発生します
セキュリティは大丈夫?
Z.comコインのセキュリティは、さすが大手GMOと言えるクオリティの高い内容になっています。
- 金銭と仮想通貨は会社用とユーザー用とで分けて管理
- 仮想通貨の秘密鍵はインターネットから隔離された「コールドストレージ」で保存
- 即時送付に必要な分は、一つのアドレスに複数の秘密鍵を割り当てる「マルチシグネチャアドレス」を採用
- 内部不正対策:仮想通貨を取り出す際には複数部署の承認を必要とする仕組み
- 日本円の出金、仮想通貨の送付を行う際には「2段階認証」による本人確認が必須
- 企業向けサイバーセキュリティ対策支援を数多く行う三井住友海上火災保険株式会社と連携
まとめ
GMOインターネットグループには、サーバーを企業や個人に貸し出す事業を行っているGMOクラウド株式会社も入っているので、Z.comコインには「サーバーダウンのしにくさ」「セキュリティ」という点については強いと言えるでしょう。
また、Z.comコインは自分たちのグループからサーバーを借りることができるので、価格競争力も他社より強いと思われ、今後も、他の取引所より手数料の安さを維持していけるのではと期待しています。